

今回は2002年式トヨタノアのヘッドライトの黄ばみ除去についての紹介です。まず、この車は新車で購入して20年以上愛用している車です。さすがに、この時代のノア、ボクシーはほとんど見かけなくなりましたね・・ただ、さすがトヨタの人気車種ということもあり、現在まで大きな故障もせず、使いやすいとても完成度の高い車だと思います。
さて、本題であるヘッドライトは、なぜ黄ばむのか?
ヘッドライトの黄ばみの主な原因は、紫外線や経年劣化と考えられています。
現在のクルマのヘッドライトはポリカーボネート製が一般的ですが、それ以前はガラス製が普通だったので黄ばみは発生しにくかったのかもしれません。現在多く使われているこのポリカーボネートは衝撃には強いものの、紫外線に弱いという特徴があるそうで長時間直射日光にさらされると表面のコーティングが劣化し、黄ばみが発生してしまうそうです。また、洗車時の摩擦や飛び石による微細な傷、水垢の蓄積なども黄ばみの原因となるようです。予防策としては、日が当たりづらい向きに置くとか、ヘッドライト表面のコーティングを意識して優しく洗車することが有効とされています
それでも時間とともに発生する黄ばみに対しては表面を磨いて黄ばみを除去し、ふたたびコーティングをするしかありません。
そこで、ここからは自分が行っている黄ばみ除去方法について紹介します。
1.準備
用意する物:フエルトバフ、コットンバフ、マスキングテープ、電動ドライバー、メタルコンパウンド(研磨剤)、ゼロドロップ(ワックス)、ペーパータオル(ウエス等)

2.マスキング
ヘッドライト周辺を囲うようにマスキングテープを貼る

3.メタルコンパウンドを塗る
ヘッドライト表面全体に薄くメタルコンパウンドを塗る

4.フエルト バフ研磨
電動ドライバーの先にフエルトバフを取付けて磨きます。コツは一方方向に、ゆっくり表面を研磨していくことです。また、今回使用したフエルトバフは中央にネジの頭が出ているのでヘッドライトに当たらないよう気を付けて研磨することが注意すべきポイントです。
※できれば専用ポリッシャーを使用するのが理想ですが、自分は極力道具を増やさない主義なので多用途で使用できる高い電動ドライバーを活用しています

5.コットン バフ研磨
電動ドライバーの先にコットンバフを取付け、写真のようにバフ側面をヘッドライトに当てて磨き細かい傷を除去します。これも作業4.同様、一方方向に、ゆっくり研磨していきます。

6.UV保護剤塗布
自分が日頃ボディワックスとして使用してるゼロドロップはUV保護剤も含有しているので、ワックス 兼 UV保護の意味で使用します。高撥水タイプは文字通り撥水性が抜群に高いのでワックスとしても、とても良い商品です。
最後に、ヘッドライトを磨く理由は古い車でもヘッドライトがクリアだと多少ボディが汚れていても手入れされた車という印象を受けるため。また、この車は近日車検を控えているためヘッドライトの黄ばみによる光量不足で不合格にならないようにするためです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
黄ばみ除去を考えている方の少しでも参考になれば、嬉しく思います。
では、また次の投稿でお会いしましょう・・
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